葉は昔の食器

カシワの葉には、強い抗菌作用を示すオイゲノールが含まれています。柏(かしわ)とはもともとカシキ葉、すなわちせいろで米を蒸すとき甑(こしき)の底に敷いた広葉からきたといいます。あるいは食べ物を盛る葉、つまり「炊葉」からきたとも言われます。
万葉集には有間皇子の歌として「家にあればけに盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る」とあります。しかし、シイの葉は小さいので実際にはもっと大きなカシワの葉が使われたのではないかと言われます。
和歌山県南部では、うら盆の仏壇への供物はアカメガシワやサトイモの葉に盛ることが風習です。アカメガシワに「五菜葉」「菜盛葉」という名前がつけられています。
同様に南紀では、正月15日の小豆粥をフユイチゴの葉に盛る風習があります。

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